大晦日にヘルメットを考える1007号
いやー、ヘルメット話も、それと同系統だけど、来年のインパクトは一番かもしれない。「すべての年齢において自転車ヘルメット努力義務化」だ。 じつは私、2022年の6月の会議で警視庁と東京都から「来年4月、ついにヘルメットやります」と聞いてた。「努力義務を課すだけではなくて、警察も装着します。すべての白チャリで!」 いよいよ今回は警察も本気だ。 ヘルメットの努力義務が施行される同じ日から、すべての自転車乗車警察官が制式ヘルメットをかぶる。赤切符云々(で、実際は切らない)などと違って、見た目で変わる。警察いいぞ。 なるほどなー、来年4月から、すべての人が自転車ヘルメットかー。 まあね、私は常にかぶってる。家族全員常に装着。それがヒキタ家のポリシーだから。なんつっても自転車事故で死亡する人の6割は「死因・頭部損傷」なのだからして。 私は基本的に「自転車ヘルメットに賛成」。ただ、それだけではすまないのが、自転車ヘルメットの迷路部分でね。
先日の警察発表の日、テレビの夕方ワイド番組の中とかで「良いことですね、遅すぎたくらいです」みたいな話を山ほど聞いたんだけど、何か違和感があるんだよな。「遅すぎた」? あんたはこれまで何を見てきたのかって(笑)。いつものように自分が乗らないからか、ちっとも分かってない。 何かと言いますと、前々から自転車ヘルメット義務化には世界的に賛否両論・議論の流れがあったわけです。たとえばデンマークやオランダでは今でもこういう主張がなされる。「自転車にヘルメットを強制すると、特に女性がいやがり、自転車に乗る人が減る。これはエコにもSDGsにも反している。行政はヘルメットよりも『ヘルメット無しでも安全なインフラ』を作るべきだ」。 なるほどと思う。 逆にオーストラリアなどではヘルメットを完全義務化した。罰金つき。うまくいってるように見える。だが、言われてみてハッと気づくのが「自転車乗りが男ばっか」ということだ。女性が乗ってない。 じつは日本にも実例があって、自転車ヘルメット委員会(馬場誠事務局長)の1万人アンケートでは、すべての世代において男性よりも女性の方が装着率が有意に低かった。おそらくは『髪型が崩れる』のが忌避されるのだと思われている。 こうした事実があるわけで(それだけじゃない、ヘルメットの装着or非装着は事故の時どう扱われるかなど色々、これは次号サイスポ誌に書いた)そのあたりも考えつつ、ヘルメットのことは考えなくてはならん。 手放しで「いいことですよ」とばかりは言えないのだ。
ただね、とりあえず田舎の中学生みたいな「ドカヘルの押し付け」はやめた方がいいな。 ちゃんと軽くて風の通る「自転車用ヘルメット」をかぶるべき。あのドカヘルは「重い、蒸れる、臭い、カッコ悪い」の四重苦で、あれを強制されると、生涯にわたってヘルメットが嫌いになるから。私も宮崎県日南市で経験済みだ(`・ω・´)キリッ。 しかしなー、ママチャリユーザーたちはヘルメット嫌がるだろうなぁ。 今から予告しておくけど、4月の法施行、ちょっとした混乱になるぞー。
前回に引き続きキング。今度は10編入った短編集。 私はキング作品の真骨頂は、長編よりも短編にあり、という気がしてるんだが、それはなぜかと問われると長編だと前提とじわじわ盛り上げ部分が長すぎて、面白パートにズバッとたどり着けないからだ(おそらくキングはよかれと思ってそうしてるんだろうと思うけど)。前回の『シャイニング』なんてのはその典型例で、上下巻の「上」は、正直言って4分の1にできる。 短編にはそれがない。最初からクレイジーにホラー。6番目の『灰色のかたまり』なんてのは、父親が、スライム状の「ナニモノカ」に変異していく理不尽を、理不尽なままに描き、理不尽に終わるというキングらしい作品で、私しゃ面白かった。 じつはこれ、学生時代に(無理して)原書で読んだ。 でも、短編集だと途中で「ワカラーン」「スジが追えーん」となっても、そこで放り投げて次の作品にいける。そういうところもいいね(笑)♪
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【ラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」】 TBSラジオ(関東):日曜よる6時30分から ABCラジオ(関西):月曜よる6時から
【雑誌連載】 「BiCYCLE CLUB」誌(枻出版社)「燃えよ自転車オヤジ」 「バイシクルシティ」誌(ライジング出版)「晴走雨読」 「CYCLE SPORTS」誌(八重洲出版社)「自転車よもやま社会学」 *連載開始順
【ご連絡はメールにてどうぞ(ヒキタ個人への執筆・講演依頼などはこちら)】 hikita@ss.iij4u.or.jp
【所属(NPO自転車活用推進研究会)】 特定非営利活動法人 自転車活用推進研究会 https://www.cyclists.jp/ 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-3-1 自転車総合ビル4階 Tel:080-3918-2932(小林携帯) Fax:03-6409-6803 E-mail:info@cyclists.jp *自活研メンバーによるセミナー講師のご依頼があれば承ります。 *毎週末、講師が入れ替わって講義を行う公民館事業も対応可能。ご相談ください。担当:内海(ウツミ)Tel:090-5301-3207
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