Snow Man「オドロウゼ!」全方位レビュー 一流の表現者たちが体現するダンスエンターテインメント
同曲は3月6日公開予定の佐久間大介主演映画『スペシャルズ』の主題歌であり、作詞作曲を手掛けたのはM!LK「イイじゃん」のヒットが記憶に新しいKanata OkajimaとHayato Yamamotoのタッグだ。Snow Manのオフィシャルサイトを見ると、「誰もが抱えている、日常に渦巻く不安や疲れを軽やかに吹き飛ばし、笑って踊って、前へ進もうと導いてくれるポジティヴなダンスチューン」(※1)という言葉が書かれており、実際、聴くだけで元気をもらえる1一曲であることは間違いない。そして、その高揚感はプロの仕事が凝縮された緻密な設計の上に成り立っていることもわかる。
Snow Man 'オドロウゼ!' Music Video
トラックは4つ打ちを基調としたクラブミュージックで、90’sディスコを彷彿とさせるレトロさがありながらも、現代的にしっかりアップデートされている。また、過度に音を詰め込まず、あえて余白を感じさせるのも特徴のひとつだろう。その余白がグルーヴを生み、リスナーの体を自然に揺らすことに繋がっている。一方、サビでは王道J-POP的な明るい開放感が感じられ、一気に視界が開けていくような構造になっている。さらに、ボーカルアレンジもポイントのひとつだ。AメロやBメロではファルセットやセリフ的な囁き、掛け合いなどで空気を醸成し、サビではユニゾンで厚みを出して躍動感を表現。9人グループならではの立体的な歌声の重なり合いが、楽器のような役割を担っているのも面白い。 歌詞に注目してみると“ポジティヴなダンスチューン”というだけあり、自身を鼓舞するフレーズとリスナーに呼びかける言葉が巧みに組み合わさっている。パワーがほしい時に聴くことも、Snow Manに重ね合わせて聴くこともできるというわけだ。また、前を向く方法として“踊る”という選択肢を提案しているようにも感じる。だが、決して押し付けがましさがないのは、軽やかでラフな言葉選びがされているからなのだろう。さらに同じワードがリフレインしているのも印象的で、理屈よりも衝動に訴えかけている作りにもなっている。そういった歌詞を、エンターテインメント性と真面目さを絶妙なバランスで持っているSnow Manが歌うことで、リスナーに真っ直ぐ届くのだ。
Snow Man「オドロウゼ!」が映画『スペシャルズ』主題歌として担う役割 作品の世界観を補完しながら描かれる“らしさ” 目黒蓮、CMオフショット大量投稿 アンバサダー就任への想いに「仕事への姿勢が素敵」「かっこよすぎて心臓持たない」 Snow Man 佐久間大介「自転車をあげてみたり……」 最近夢中になっている“推し活”事情を明かす Snow Man 目黒蓮、20代ラストイヤーへ 言葉にした夢を“現実”に変えていく力、挑み続けるひたむきさリアルサウンド厳選記事
ロックスター連載 Vol.8:甲本ヒロト カンザキイオリの創作の源泉『呪怨』 JOIとK、Lapwingと私たちの“類似性の正体” SHINTANI × ISHIYAが明かす、噂の真相 Ado×林響太朗×大野瑞樹 特別対談 Ken Yokoyama、日本語詞への素直な欲求 Dream Ami、『ズートピア』を語る MORE STAR、カワラボを背負う覚悟 sumika『映画ドラえもん』主題歌を語る TETORA、ラブソングで貫く生き様 Ninajirachiと日本のカルチャー Ami&Shizukaが語るE-girls 105期『蓮ノ空』が描いた継承と喪失の1年ーーシリーズ初の挑戦、“集大成”のライブに託されるものとは 原因は自分にある。、BUDDiiS、SixTONES、Aぇ! group……春のライブシーンを彩るボーイズグループ勢 さらさ、佐久間龍星、Arche、BMSG、柊人……2020年代ジャパニーズR&Bから生まれる新しい“鳴り” DOMOTO、“作詩:堂本剛、作曲:堂本光一”が紡ぐメッセージ 新曲「またね」が持つ特別さblueprint book store もっとみる